賃貸物件のプロパンガス単価は高い。

めっぽう高い。

一般的に、公共料金としての都市ガスと、民間業者が自由に価格設定できるプロパンガスを比較すると、プロパンガスの方が高くなっていることが多く、特に賃貸物件(集合住宅)では、業者に対する価格交渉が行われることもほとんどないため、場合によっては一軒家と比較して3~4割も高い単価設定で請求されているケースもあるとか・・・。

当記事では、賃貸物件のプロパンガス単価が高い理由と、少しでも安くするための対策方法をご紹介します。




都市ガスとの比較

実状として、都市ガスとプロパンガスではどの程度単価に差があるのでしょうか?ざっくりと平均を取ると、1㎥あたりの従量料金は下のあたりになると思います。

プロパンと都市ガスの比較(1)

しかし、双方には1㎥あたりの熱量に差があります。具体的には、都市ガスが11,000kcal/㎥、プロパンガスが24,000kcal/㎥なので、プロパンガスの方が1㎥あたり2.18倍の熱量を持っていることになります。この熱量差も加味して考えてみましょう。※ここを度外視している情報もありますので、注意が必要です。

プロパンと都市ガスの比較(2)

地域や時期によっても変動しますが、都市ガスとプロパンガスには大きな従量料金の差があるのが分かりますね。

賃貸が特に高い理由

同じプロパンガスの契約であっても、一軒家より賃貸の方が料金単価が割高であることが多いです。なぜでしょうか?

ガス業者を選べない

賃貸、特に集合住宅の場合は、自分で自由にガス会社を選ぶことができません。部屋ごとにガスボンベが独立していないからです。集合住宅は、ほとんど共通のボンベ庫から各室へプロパンガスを供給しています。なので「自分の部屋だけ業者を変える」という選択ができないんですね。

プロパンガスはすでに自由化が進んでおり、本来使用者はガス会社を選ぶ権利があるのですが、集合住宅の場合には上記の理由によってそれが困難です。ガス会社としては集合住宅に一旦自社でガス供給設備を入れてしまえば、料金を高く設定しても、契約を切られないという安心感があるわけです。

ボンベ交換の経費

都市ガスと違って、プロパンガスの供給はガスボンベから行われます。ボンベは業者が都度交換をする必要がありますので、都市ガスよりも供給に手間がかかるのは事実です。そのための人件費などが、料金単価に上乗せさせているのもプロパンガスが高くなる一因です。

設備費用を入居者から回収している?

前述の通り、賃貸へのガス供給は業者にとってオイシイのです。プロパンガスが自由化され、価格競争が厳しくなった現在、そのような競争から抜け出せる賃貸物件は、是が非でも獲得したい案件ですよね。

現在では稀なケースだと信じますが、ガス業者が大家さんに「ガス設備をタダで入れますから、うちと契約して下さい。」と持ち掛けるケースがあります。建築当初、どこのガス業者で設備を導入するか?を選択するのは大家さんです。当然設備費は大家さん持ちです。でも、それがタダになるのなら、大家さんは喜んでその業者を選びますよね。

しかし、ガス業者は設備費をどこかから回収しなければいけません。その矛先となるのが入居者のガス使用量なのです。自由に価格設定ができることを利用して、料金単価に設備費を上乗せするわけですね。今では大分クリーンになった建築業界ですが、元々闇が深い(?)業界なので、悲しいかなこういう話は現在でも一部残っているものと思った方がいいでしょう。

料金を安くするには?

毎月支払うガス料金ですから、安いに越したことはありません。これから賃貸物件を探す方は、特に以下の2点を意識すべきです。

  • 現状は、都市ガスの物件を探す方がお得。
  • プロパンの場合は料金単価を事前に確認する。

しかし、現在すでに入居しており、プロパンガスが高いとお悩みの方も、諦めてはいけません。料金を安くできる可能性がないわけではありません。

大家さんへの交渉

画像

まず、試すべきは大家さんに交渉を行うことでしょう。ガス業者の選定については、大家さんの判断が必要です。まずは正面から話し合いをすることが得策です。

大家さんも、ガスの料金単価を理由に空室を作りたい訳ではありません。入居者の方により暮らしやすい環境を提供し、満足してもらうことが大家さん自身の利益にも繋がるのです。

知人や不動産屋などに十分情報を聞いて、料金単価に格差がある場合は、大家さんに正直にお話ししてみましょう。

ガス業者への交渉

ガス業者へ単価見直しの交渉をするのも一つの手です。この時、注意すべきことがひとつあります。それは、必ず「団体」で交渉することです。

ガス業者も入居者個別に料金単価を設定することはできません。同じ住宅内で、料金の格差が発覚すれば、信用失墜にも繋がる致命的なクレームが発生します。なので、集合住宅全体としての意見を申し出ることが必要です。また、個人での交渉よりも、団体での交渉の方が説得力があり、業者としてもないがしろにできない状況になるのは言うまでもありません。

自分でできる工夫

料金を見直すという観点で言えば、交渉は避けて通れませんが、残念ながら、交渉事が全て上手くいくとは限りません。交渉が苦手という方もいるでしょう。そんな場合は、料金を安くするために「自分でできる工夫」がないわけではありません。

賃貸でガスを使うのは、概ねお風呂とキッチンになります。私もプロパンガスの住宅に入居していますので、工夫をしてガス料金を減らす努力をしています。効果のある方法をご紹介しますので、参考になればと思います。

高効率ガスコンロを使う

キッチンがガス式で古いコンロの場合は、最新の「高効率ガスコンロ」に変えるだけで約20%のガス使用量が削減できる可能性があります。一度購入すれば長く使うものなので、ご興味があれば、量販店などで相談してみるのも良いかもしれません。

節水シャワーヘッドを使う

お風呂のシャワーを節水シャワーヘッドに交換することで、ガス代だけでなく水道代も併せて削減することができます。私も交換していますが、手ごろな価格で購入でき、交換も誰でもできるくらい簡単です。シャワーヘッドの購入費用はすぐに回収できるため、とてもおススメできます。

 ※私が実際に使用している商品の紹介記事はコチラ↓↓
  三栄水栓 節水シャワーヘッド「レイニー」

特に賃貸住宅でお困りの方は、このように色々な方法がありますので、ぜひ試してみてくださいね!!୧꒰*´꒳`*꒱૭✧

業者変更が可能な場合は

地域最安値のプロパンガス業者を案内するサービスがあります。詳しくはコチラ↓
ガス屋の窓口