日本人に欠かせないウォシュレット。普及率は2017年に80%を超えたようです。

暖かい便座や温水洗浄を一度体験すると、もう普通の便座には戻れませんね。しかし、その便利さの裏側で、バカにならない電気を使っていることを知っていますか?

最新機種で、暖房便座や温水機能を「弱」に設定していても、1日およそ10円程度の電気代がかかります。チリも積もれば山となる。これは少しでも節約したいところですね。

ご自宅のウォシュレットに最新の節電機能がなくても、諦める必要はありません。

使い方を工夫して電気代を節約するか、すでに長年経過したものなら、買い替えを検討してみるのも効果的です!(*´∨`*)




どこに電気を使うの?

ウォシュレットでは、主に2ヶ所で電気を使っています。

  • 暖房便座
  • 温水洗浄機能

便座を暖めるヒーターと、洗浄用の温水を作るヒーターですね。

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また、ウォシュレットは温水を作る仕組みによって「貯湯式」と「瞬間式」という2つのタイプに分かれます。

貯湯式

貯湯式とは、タンクの中に貯めた水をヒーターであらかじめ暖めておく方式です。

タンクがあり、一度にたっぷりのお湯を使用できる一方で、タンク内の水の温度を常に温かく保っておく必要があるため、大きな電力を必要とします

比較的安価な製品に多い方式です。

瞬間式

瞬間式とは、洗浄を行うたびに瞬間湯沸器を使って、温水を作り出す方式です。

お湯を沸かすときの瞬間的な消費電力は大きくなりますが、お湯を保温しておく必要がないため、結果として貯蔵式より省エネになります。

消費電力推移
出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2017冬」

電気代が高くなる季節

ウォシュレットの電気代は冬に高くなります

水を温める必要があるので、元の水温が低い冬は電気をたくさん使って昇温しなければなりません。また、気温も低いので温めた温水や便座が冷えやすくなり、保温のための消費電力も大きくなってしまいます。

電気代を節約しよう!

それでは、本題のウォシュレットにかかる電気代の節約方法をご紹介していきます!o(・ω・´o)

温度設定を下げる。

便座の暖房や、温水を作るために電気を使用するので、それらの温度設定を低めに設定することは効果の高い方法です。

電力削減
(年間)
節約効果
(年間)
暖房便座
(中→弱)
26.4kWh 約710円
温水設定
(中→弱)
13.8kWh 約370円

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2017冬」(貯湯式)

周囲温度や機種によっても効果は変動しますが、2つの効果をあわせると、およそ年間1,000円の節約になります。

特に暖房便座での節約効果が高く、いかに便座の保温に電気を使っているのかが分かりますね。

便座を冷やさない。

上の結果から分かるように、ウォシュレットの機能で最も電気を使っているのが暖房便座です。便座での電気使用を削減するには、暖めたものをいかに冷やさないかを考えなくてはなりません。

フタを閉める。

使い終わったら便座のフタは閉めましょう。フタを閉めることで、便座の暖気を極力逃がさないようにします。

資源エネルギー庁によると、毎回便座のフタを閉めるだけで年間34.9kWh、およそ940円の節約になるとのことです。

ゆき(標準)

ところで、アナタはいつもフタ閉めてないよね?

さとし(うれしい)

ちょっとコンビニ行ってくるわ~♪

ゆき(怒る)

逃げるな!!

便座カバーを使う。

便座のフタが断熱構造になっていない旧機種では、便座に布カバーなどを付けた上でフタを閉めておくと、断熱性能が飛躍的にアップします。

保温グッズの効果
出典:関西電力株式会社

便座を覆う布カバーを取り付けると、カバー無しの場合と比べて約47%の消費電力が削減できるそうです。上の図では1時間あたり8Whの削減効果となっていますので、年間で約1,900円の節約効果と、かなり大きな節約効果が得られますね!

ゆき(びっくり)

マジか!
明日買ってくる!

便座に張り付けるだけの保温シートでも、24%の削減(約950円)の節約になります。

ただし、最新機種でフタの断熱がしっかりしているものは、カバーがフタと便器の間にすき間を作ってしまい、逆に熱を逃がす原因になりますので注意しましょう。各社のお問い合わせページを下記に載せておきますので、ご不明な方はお問い合わせしてみて下さいね!

プラグを抜く。

旅行や帰省など、長期間不在となる場合には電源プラグを抜いておいた方がいいでしょう。

トイレを全く使わないときに電気を使うことほどモッタイないことはありません。どんなに省エネタイプのウォシュレットでも、1日10円程度の電気代が発生します

不在時は電源プラグを抜いて、少しでも節約したいですね!

タイマーを使う。

節電用のタイマーが付いている機種は、夜間などトイレの使用が少ない時間帯は、便座の保温をしないように設定することができます。

暖房便座の消費電力は大きく、夜間は特に冷えやすいので十分な節約効果が得られます。

ゆき(怒る)

ウチのウォシュレット、タイマーなんて付いてないんだけど!

そんなアナタもご安心を。

市販の24時間タイマーを使用すれば、決まった時間帯だけウォシュレットの電源をオフにすることができますよ(^^)価格も安くておススメです。

ただし、この方法だと電源オフ時は洗浄用の水が冷たくなるので注意です

また、タイマーの購入前に「お使いの機種は停電時もトイレを流せるか?」はチェックしておいて下さい。水流を電子制御でコントロールする節水タイプや、リモコンスイッチで流すタイプも電気がないと動きません。

筆者の環境では問題なく使用できていますが、外部タイマーを使う場合は、あらかじめメーカーに確認を取ってみると確実です。

ノズル掃除をする。

洗浄用のノズルが汚れていると、水を放出するときに余計な負荷がかかるので、消費電力が高くなる原因になります。

月に一度はノズルの確認をして、汚れで詰まっている場合はキレイに掃除しましょう。汚れがこびり付くと、機器の寿命が短くなる恐れもあります。

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出典:TOTO

汚れやすく、掃除をするのにかなりの気合いがいる部位ですが、汚れていると衛生的にも良くないので頑張りましょう!o(・ω・´o)

最新機種の省エネ性

便座の寿命は、一般的に7~10年と言われており、代表的なメーカーであるTOTOでは、修理用部品の保有期限を6年と定めています。

お使いのウォシュレットが10年以上経過している場合には、潔く交換してしまうのもおススメです。最新機種は節電機能も充実しており、電気代だけでなく水道代もかなり節約できる可能性があります。

暖房便座の電力低減

最新機種なら、面倒なフタの開閉も自動で行ってくれますね。便利な自動開閉ですが、実は利便性よりも節約に効果が高いのです。

タイマーを利用した節電はもちろん、トイレの使用頻度が少ない時間帯を学習して、自動的に設定温度を下げてくれる【おまかせ節電(※)】もありますよ!
※おまかせ節電はTOTOの機能名称

ゆき(ほっこり)

便利な時代になったものだねぇ~。

TOTOでは1997年~2009年商品(TCF771)と比較して、タイマー節電とおまかせ節電の併用で、年間5,000円以上の省エネになると謳っています。(※一般家庭での平均タイマー使用時間と使用率で算出)

あなどれない節水効果!

もしあなたが10年以上前のウォシュレットをお使いなら、水道代の面でもメリットがあります。

環境省によると、10年以上前のウォシュレットでトイレを流すときの水量は

  • 1995年:13ℓ
  • 2007年:8~9ℓ(約9割の商品)

あたりの量が標準的だったようです。TOTOの現行機種では、水量の少ないもので、大3.8ℓ/小3.3ℓとなっていますので、かなりの節水効果が得られます。

もし2007年の9ℓタイプから3.8ℓタイプの現行機種に交換したとすると、年間約9,000円の節約13ℓタイプからであれば、なんと年間15,000円の節約効果があります。

 ※試算条件:4人家族,人1日あたり大1回/小3回,水道料金265円/㎥(TOTOの試算条件を参考)

電気代と水道代合わせて、年間20,000程度の節約になるなら、長い目で見れば取り替えてもいいかな?と思いますよね。

いろんな機能が嬉しい。

ニオイの気になるトイレだから、最近の機種には脱臭機能が付いているものもあります。

また、汚れが溜まりがちな便器のフチがなく、掃除のしやすい「フチなし便器」や、従来品よりよごれの落ちやすい抗菌コート、ノズル自動洗浄など、ありがたい機能がたくさん付いているのも最新機種の魅力です。

付加機能
出典:TOTO

他にも様々な機能があるので、ご興味のある方は一度量販店に足を向けてみて下さい(^^)

省エネラベルを参考に。

最新機種には良いとこだらけですが、買い替えるならどれを選ぶか迷うこともありますよね。

そんなときに参考にして頂きたいのが「省エネラベル」です。

省エネラベル

2006年10月から、商品本体もしくはその近傍に表示されるようになった本ラベルを確認することで、その商品の消費電力を知ることができます。

お手持ちの機種に表示がある場合は、量販店やカタログに表示されている最新機種のラベルと比較することで、ある程度電気代の削減効果を推測することができます。

まとめ

今回はウォシュレットの節電方法と、最新機種の省エネ性について解説しました。

お手軽な方法も多いウォシュレットの節電。取り組みやすいものから、ぜひ試してみて下さいね!

ココがポイント!
  • 設定温度は低めにする。
  • 毎回フタを閉める。
  • 古い機種には便座カバーで省エネ効果アップ。
  • 使わないときは電源プラグを抜く。
  • タイマーで夜間は節電する。
  • ノズル掃除をする。
  • 機器の寿命は一般的に7~10年。
  • 10年以上経過しているなら入替も検討する。

最後までお読み頂きありがとうございます!
それでは、また!୧꒰*´꒳`*꒱૭✧

※本文中の電気代計算は、税込27円/kWh (平成26年4月公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価)にて計算しています。